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キャシャーン CASSHERN Sins #24 .(最終回)

「巡り咲く花へ」

最終回です。

いきなりですが、「ヴァンパイアハンター・D」という、
菊池秀行氏の「ジュブナイル」があります。

何故、これがそう呼ばれるのか、永い間、自分にとっては
謎でした。劇場版2作目の作中で、
「Dはダンピールゆえ、人間の何倍もの寿命を持つ。ゆえに
年を取るのが、人間に比べて極めて遅い。」ことが説明
されて。

つまり、Dは作中では、ほぼ永遠に「青年のまま」でいる、
ということに。

それと同じ事が、キャシャーンにも当てはまるのかな、
と思った次第。(彼は不死身設定ですから)

「死」があるから、「今を生きる」。しかし、「死」が
なければ、「生きている」ことを感じる術もなく。

「滅び」を受け入れることで、オージとリューズは
「生きていることの喜び」を感じることが出来た。
それは、「花を育てる」とか、些細なことではあるけれども。

だからこそ、「限り有る命に感謝」できる。

彼らは「幸せな」結末を迎えることが出来ました。まさに
「福音」というものを。

ルナはかつて、「死」を与えていたそうですが、自分に
取り付いて離れない「死の穢れ」を畏れるように。
寄って、今は「生(しかも永遠の)」を与えるようになったと。

ルナによってしか与えられない「死」。それに群がるロボット達。

「月という名の太陽」「太陽は二つ要らない」
まず、「ルナを抹殺すべし」。そして、
「太陽は一つあればいい」ということで、B.B.が
「命を生み出すプロジェクト」を奨めたかと。

「子どもを生むロボット、成長する=自発的に『死』に向かう
ロボット」を作り出す。

それが、キャシャーン、レダ、ディオの3体。

計画は失敗。少なくとも、「失敗した」としなければ
いけなかった。

なので、「失敗作」を、「ルナ殺害」に使うことに。

成長したリンゴは、どことなくレダの面影が。
他のブロガーさんも書かれてますが、やはり
彼女は、レダの娘である可能性が。

ルナを殺すことにより、『世界が変わる』ことに。
すなわち、「血が混じる」ことで、
外の世界は滅びに向かい、彼らの体内は。

ルナは「生を与える能力」、キャシャーンは不死身に。

やはりルナは居るべきでない。キャシャーンはルナの元へ。
B.B.が立ちはだかる。
「闘う理由はないが、落とし前をつけるために。」

キャシャーンの手により、「倒された」B.B.。
「滅びは嫌。」ルナ、キャシャーンの腹を串刺しに。

以前とは逆です。

「二人の血が」「世界を変える」

『行き過ぎた生は、生ではない。』キャシャーンは
改めてこれを伝えたかったかと。

「生」がはびこりすぎた、そのときには。
自分が「死」をもたらすもの、として君臨する。

それがキャシャーンの出した答え、というか、
「自分が存在する理由」。

辛い決断ですが、「何もわからない」よりは、「判る」
ほうが幸せです。そのために、「ずば抜けた能力がある」
と解釈できますから。

そして、彼はリンゴの前から姿を消した。
彼女は「生きなければいけない」から。

成長したリンゴ。どうやら自分が「そういうもの」
であることをわかっています。そして。
「全ての命がそうなったとき、キャシャーンに遭える!」
と。

「遭えない」のではなく、「いつか、きっと」。

「生と死」を語る作品でした。しかし、重かった。
とにかく、色々と考えさせられました。何が正義で、
何が悪なのか、それさえも解釈が多様で。
スタッフも豪華でした。元チーム「どれみ」な方が多かった
せいもありますが、何と言うか、皆さんが底力を出し合った
作品だと思います。

それゆえ、好き嫌いが別れるものになりましたが。
それでも、好きな人は語りついで行きますゆえ。

最初に予想したラスト。

ラストバトルの結果、「緑の結晶体」だけがキャシャーンの
『忘れ形見』として残った。それを慈しむ、残された
リューズとリンゴ。

でした。(前期EDより)

大いに外れました;。

とにかく、スタッフの皆様、お疲れ様でした、そして。
有難う。

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