もしかしたら。
もう少し、ライディーン最終話について。
普通、子供向けの作品では、主人公ないしは仲間達が、最後にラスボスを倒すのですが。大人が絡むとしても、サポートとか励ましとかで、表立って「手柄を取ること」はないかなあ。(あまり思い当たるものが無い。) この「最終回」の〆方では、母様と父様が「手柄を取った」みたいに見えなくもなし。しかし、この「妖魔帝国バラオ」と「古代ムー帝国」の戦いが、実は一万二千年前からの因果だとしたら、「将来に禍根は残せない。けりは必ず自分の手でつける。」と母様が心に固く誓っていたのはガチだろうし。そういう使命を持った女性を妻に迎えた父様も、いろんなことを受け入れることにしたんだろうし。子供が出来た時点で、「托すこと」と「後方の憂いを絶つこと」を決めたのだろうし。
もし、プリンス・シャーキンが最後まで「洸の好敵手」としていれば、もしかして「ライバルのお約束」宜しく、目的を同じくした二人が、一致協力してラスボスを倒す、という展開が見れたのかもしれない。母様と父様は当然、サポートとか何かで。そうであれば、洸は最後まで「ヒーロー」で居られたのかもしれないですが。(視聴する子供達には、この方がすっきりするんですが)。
けれど現行の〆方で、決して洸がヒーロー失格、というのではないです。「母さんのおかげで勝てたんですよ。」素直に現実受け入れてるし。むしろ、来るべき「親を乗り越える」試練に立ち向かう、と思われる節が「語り継がれるヒーロー」足りうる所以かと。
この作品、リメイクされても、「後日談」にならないのは、「後は各自が考えて」だからなのかもしれないです。
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